内容紹介
「摩擦」「摩耗」「潤滑」
トライボロジーの「基本原理」とその「考え方」
「トライボロジー」とは、摩擦・摩耗・潤滑など、機械の表面現象に関連した諸問題を取り扱う学問分野である。本書は、機械システムの設計に必要不可欠な、この「トライボロジー」を中心に、関連する知識を体系的にまとめたものである。今回、初版刊行から10年という節目を好機として全編を見直し、必要な訂正を施し「第2版」とした。機械工学を専攻する学生向けの教科書・参考書として最適。
目次
主要目次
1章 トライボロジーとは
(成立ち トライボロジーと機械工学 原理)
2章 表面と接触
(表面の構造 吸着 固体表面での液体の拡がり 他)
3章 摩擦
(乾燥摩擦 付着-滑り現象 摩擦面温度 他)
4章 流体潤滑
(動的流体潤滑理論 滑り軸受の潤滑理論 他)
5章 弾性流体潤滑理論
(外接2円筒に対する流体潤滑理論 他)
6章 流体潤滑下における表面粗さの影響
(表面粗さの取扱い方法 流体潤滑と表面粗さ EHLと表面粗さ)
7章 境界潤滑
(境界膜 境界膜の破断 極圧剤の作用機構 流体潤滑との関係)
8章 表面損傷
(摩耗 焼付き 転がり疲れ)
9章 潤滑剤
(流動特性 添加剤 グリース 固体潤滑剤)
10章 トライボマテリアル
(軸受材料 非金属材料 表面改質)