内容紹介
電子計測器の動作原理と基本的な使い方を網羅的に紹介!
計測器の動作原理を知っていれば、測定を行う際に機器の設定をどのようにすればよいのかを推測できます。また、計測の意味、計測結果の有効性なども分かってきます。ブラックボックス化が進む計測器を有効に利用するためには、その原理・構成を理解することが必須になります。
この本では、電気系の基本的な電子計測器について、動作原理と基本的な使い方を紹介します。計測器離れの進む若手技術者を対象とした、計測器アレルギーを軽減し、効果的な計測技術を身に付けるための入門書として最適な内容です。
このような方におすすめ
・新人技術者の独習書
・企業セミナーのテキスト
・工業高校・短大・大学等の実験実習のサブテキスト
・電子工作の趣味人用参考書
・機材購入部署の参考書
目次
主要目次
序章 なぜ今、計測器の原理に関する知識が必要なのか?
基礎編
第1 章 アナログ指示計器
第2 章 デジタル表示計器
実践編
第3 章 波形観測計器
第4 章 周波数成分分析計器
第5 章 回路特性評価計器
詳細目次
はじめに
序 章 なぜ今、計測器の原理に関する知識が必要なのか?
0.1 計測器が使えれば「電気は見える」
0.2 ブラックボックス化する計測器
0.3 本書の内容について
基礎編
第1 章 アナログ指示計器
1.1 アナログ指示計器とは
1.1.1 アナログ指示計器の構成
1.1.2 アナログ指示計器の種類と動作原理
コラム1 フレミングの左手の法則.
コラム2 磁気誘導作用
コラム3 瞬時値、実効値、平均値.
コラム4 電磁誘導作用
コラム5 ジュール熱
コラム6 整流器(ダイオード)
1.1.3 アナログ指示計器の精度
1.1.4 目盛板上の記号について
1.2 電流計
1.2.1 電流計の機能
コラム7 ヒステリシス
1.2.2 電流計の内部構成
1.2.3 電流計の動作の詳細
1.2.4 電流計の操作法
1.2.5 測定結果の見方
1.3 電圧計
1.3.1 電圧計の機能
1.3.2 電圧計の内部構成
1.3.3 電圧計の動作の詳細
1.3.4 操作法
1.3.5 測定結果の見方
1.4 電力計
1.4.1 電力計の機能
1.4.2 電力計の内部構造
1.4.3 電力計の動作の詳細
1.4.4 電力計の接続法
1.4.5 電力計の結果の見方
1.5 抵抗計
1.5.1 抵抗計の機能
1.5.2 抵抗計の内部構造
1.5.3 抵抗計の動作の詳細
1.5.4 抵抗計の操作法
1.5.5 抵抗計の結果の見方
1.6 回路計
1.6.1 回路計の機能
1.6.2 回路計の内部構造
1.6.3 回路計の動作原理
1.6.4 回路計の操作法
1.6.5 回路計の結果の見方
第2 章 デジタル表示計器
2.1 デジタル表示計器とは
2.1.1 デジタル表示計器の構成
コラム8 OP アンプ
2.1.2 デジタル表示計器の種類
2.1.3 表示桁の表し方
2.1.4 精度と確度
2.1.5 デジタル表示計器の特徴
コラム9 A/D 変換器の種類と特徴
2.2 電圧計
2.2.1 電圧計の機能
2.2.2 電圧計の内部構成
2.2.3 電圧計の動作の詳細
コラム10 平均値整流方式と真の実効値
2.2.4 電圧計の操作法
2.2.5 電圧計の結果の見方
2.3 電流計
2.3.1 電流計の機能
2.3.2 電流計の内部構成
2.3.3 電流計の動作の詳細
2.3.4 電流計の操作法
2.3.5 電流計の結果の見方
2.4 抵抗計
2.4.1 抵抗計の機能
2.4.2 抵抗計の内部構成
2.4.3 抵抗計の動作の詳細
2.4.4 抵抗計の操作法
2.4.5 抵抗計の結果の見方
2.5 デジタルマルチメータ
2.5.1 デジタルマルチメータの機能
2.5.2 デジタルマルチメータの内部構成
2.5.3 デジタルマルチメータの動作原理
2.5.4 デジタルマルチメータの操作法.
2.5.5 デジタルマルチメータの結果の見方
2.6 ユニバーサルカウンタ
2.6.1 ユニバーサルカウンタの機能
2.6.2 ユニバーサルカウンタの内部構成
2.6.3 ユニバーサルカウンタの動作の詳細
コラム11 基本デジタル回路
2.6.4 ユニバーサルカウンタの操作法.
2.6.5 ユニバーサルカウンタの結果の見方
2.6.6 ユニバーサルカウンタの具体的な利用例.
実践編
第3 章 波形観測計器
3.1 波形観測計器とは
3.1.1 パソコンベースの計測器が主流に
3.1.2 波形観測計器の種類
3.1.3 波形観測計器の特徴
3.2 オシロスコープ
3.2.1 オシロスコープの機能
3.2.2 オシロスコープの内部構成
3.2.3 オシロスコープの動作の詳細
3.2.4 オシロスコープの操作法
コラム12 プローブの種類
3.2.5 オシロスコープの結果の見方
3.2.6 オシロスコープの具体的な利用例
3.3 ロジックアナライザ
3.3.1 ロジックアナライザの機能
3.3.2 ロジックアナライザの内部構成
3.3.3 ロジックアナライザの動作の詳細
3.3.4 ロジックアナライザの操作法
3.3.5 ロジックアナライザの結果の見方
第4 章 周波数成分分析計器
4.1 周波数成分分析計器とは
コラム13 時間ドメインと周波数ドメイン
4.2 周波数成分分析計器の概要と内部構造
4.2.1 スペクトラムアナライザ
コラム14 フィルタの種類
4.2.2 FFT アナライザ
4.3 スペクトラムアナライザの動作の詳細
4.3.1 ミキサの入力レベル
コラム15 dB とは
4.3.2 IF フィルタの通過帯域幅
4.3.3 IF アンプ.
4.3.4 ビデオフィルタ
4.4 スペクトラムアナライザの操作法
4.4.1 操作法の概要
4.4.2 スペクトラムアナライザの測定法
4.4.3 スペクトラムアナライザのその他の機能
第5 章 回路特性評価計器
5.1 回路特性評価計器とは
5.2 ネットワークアナライザ
5.2.1 ネットワークアナライザの概要
5.2.2 ネットワークアナライザの基本構成
5.3 ネットワークアナライザの動作の詳細
5.3.1 信号発生器
5.3.2 受信部
5.3.3 データ処理部、ディスプレイ
5.3.4 キャリブレーション
5.3.5 リニアリティ測定.
5.3.6 TDR 測定
5.4 ネットワークアナライザの操作法
5.4.1 測定の概略
5.5 ネットワークアナライザを使用した測定例
5.5.1 ローパスフィルタの伝送特性
5.5.2 並列共振器の共振周波数とQ値の測定
索引
続きを見る