内容紹介
リーンソフトウェア開発の実践経験を具体的に語る
「RPSは、スウェーデンの国家警察機関だ。僕らはそこで、PUSTと呼ばれる新
しいデジタル捜査報告システムを開発している」(本文より)
本書は、アジャイルソフトウェア開発手法のひとつであるリーンソフトウェア開発手法を解説した、Henrik Kniberg,“Lean from the Trenches: Managing Large-Scale Projects with Kanban”の日本語翻訳版です。
官公庁の大規模システム開発プロジェクトにおける著者の経験に基づき、理論だけではなく、開発の現場で実際にどのように適用するかを、カンバンシステムを軸にしたプロジェクト進行の様子を描写しつつ、直裁的に解説しています。
リーンソフトウェア開発について、実践的な内容を求めていた方、これから現場へ導入したい方にお勧めの一冊です。
このような方におすすめ
リーンソフトウェア開発を実践したいと考えている、ソフトウェア開発プロジェクトのプロジェクトマネージャ・プロジェクトリーダー・チームリーダー。
目次
主要目次
第I部 僕らのやり方を伝えよう
第1章 プロジェクトについて
第2章 チーム編成
第3章 デイリーカクテルパーティーに参加しよう
第4章 プロジェクトボード
第5章 カンバンボードをスケールさせる
第6章 プロジェクトのゴールを追え!
第7章 準備OKを定義する
第8章 技術課題をさばく
第9章 バグをさばく
第10章 継続的プロセス改善
第11章 WIP をマネジメントする
第12章 プロセスメトリクス
第13章 スプリントとリリースの計画
第14章 バージョン管理の方法
第15章 アナログなカンバンボードを使う理由
第16章 僕たちが学んだこと
第II 部テクニックを詳しく見る
第17章 アジャイルとリーンの概要
第18章 テスト自動化の戦略
第19章 プランニングポーカーによる見積り
第20章 因果関係図
第21章 最後に伝えたいこと
付録A 用語集:バズワードの濫用を避ける
付録B 参考資料
付録C 本書のプロジェクトボードについて
詳細目次
監訳者まえがき
序文
まえがき
第I部 僕らのやり方を伝えよう
第1章 プロジェクトについて
1.1 タイムライン
1.2 巨大な象を分割せよ
1.3 顧客を巻き込む
第2章 チーム編成
第3章 デイリーカクテルパーティーに参加しよう
3.1 第1 段階:機能開発チームのスタンドアップミーティング
3.2 第2 段階:スペシャリティ同期ミーティング
3.3 第3 段階:プロジェクト同期ミーティング
第4章 プロジェクトボード
4.1 僕たちのリズム
4.2 緊急の課題に立ち向かう
第5章 カンバンボードをスケールさせる
第6章 プロジェクトのゴールを追え!
第7章 準備OKを定義する
7.1 開発の準備OKとは
7.2 システムテストの準備OKとは
7.3 チームがひとつになる
第8章 技術課題をさばく
8.1 例1:システムテストがボトルネック
8.2 例2:リリースの前日
8.3 例3:7メートルのクラスファイル
第9章 バグをさばく
9.1 継続的システムテスト
9.2 直ちにバグをつぶせ!
9.3 バグの登録数を制限している理由
9.4 バグを可視化する
9.5 繰り返し発生するバグを防ぐ
第10章 継続的プロセス改善
10.1 チームのふりかえり
10.2 プロセス改善ワークショップ
10.3 プロセス改善の度合いを調整する
第11章 WIP をマネジメントする
11.1 WIP の制限
11.2 機能開発だけWIP制限する
第12章 プロセスメトリクス
12.1 ベロシティ
12.2 ストーリーポイントを使わない理由
12.3 サイクルタイム
12.4 累積フロー図
12.5 プロセスサイクル効率
第13章 スプリントとリリースの計画
13.1 バックログの手入れ
13.2 次の10機能の選択
13.3 できるだけ前にバックログの手入れをする
13.4 リリースを計画する
第14章 バージョン管理の方法
14.1 ゴミのないトランク
14.2 チームブランチ
14.3 システムテストブランチ
第15章 アナログなカンバンボードを使う理由
第16章 僕たちが学んだこと
16.1 自分たちのゴールを知ろう
16.2 実験しよう
16.3 失敗を抱擁しよう
16.4 現実の問題を解決しよう
16.5 チェンジエージェントを変化に集中させよう
16.6 関係者を巻き込もう
第II部 テクニックを詳しく見る
第17章 アジャイルとリーンの概要
17.1 アジャイルの概要
17.2 リーンの概要
17.3 スクラムの概要
17.4 XP の概要
17.5 カンバンの概要
第18章 テスト自動化の戦略
18.1 テスト自動化の方法
18.2 少しずつカバレッジを上げる
18.3 ステップ1:テストケースを一覧にまとめる
18.4 ステップ2:テストケースを分類する
18.5 ステップ3:優先順位をつけて並べ替える
18.6 ステップ4:少しずつテストを自動化する
18.7 問題は解決するのか?
第19章 プランニングポーカーによる見積り
19.1 プランニングポーカーを使わない見積り
19.2 プランニングポーカーを使った見積り
19.3 特別なカード
第20章 因果関係図
20.1 真の問題を解決する
20.2 A3シンキング
20.3 因果関係図の使い方
20.4 例1:リリースサイクルが長い
20.5 例2:本番環境に欠陥がリリースされた
20.6 例3:ペアプログラミングをしない理由
20.7 例4:たくさんの問題
20.8 実践課題:因果関係図の作り方
20.9 落とし穴に気をつけろ!
20.10 なぜ因果関係図を使うのか?
第21章 最後に伝えたいこと
付録A 用語集:バズワードの濫用を避ける
付録B 参考資料
付録C 本書のプロジェクトボードについて
C.1 ヘンリックのカンバン
訳者あとがき
日本語版解説
索引
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