内容紹介
Excelでデータ分析の評価と検証ができる!!
本書は『Excelで学ぶ多変量解析入門 第2版』(2007年11月発行)のExcel2013/2010対応版。多変量のデータ分析手法の理解のためには、実際にデータを解析してみるのがよいので、例題を設け、これについて計算方法や解釈の仕方を説明しています。 また新たにマルチ回帰分析の章を設けています。マルチ回帰分析は重回帰分析や判別分析と同様に、関係式(予測モデル式ともいう)を導き、目的変数の予測、その予測に重要な影響を及ぼす要因を解明する手法です。
※本書で使用する例題のExcelファイルおよび多変量解析ソフトウェア(Excelアドインソフトウェア) は、Windows版の Excel 2013/2010/2007/2003 で動作します。
このような方におすすめ
Excelで多変量解析の勉強をしたい人
Excelでデータ分析をしたい人
目次
主要目次
はじめに
本書のねらい
第1部 多変量解析を学ぶための基本的統計解析法
第1章 基本統計量
第2章 相関分析
第3章 直線回帰分析
第4章 曲線回帰分析
第5章 CS分析
第2部 多変量解析法
第6章 多変量解析の概要
第7章 重回帰分析
第8章 時系列重回帰分析
第9章 主成分分析
第10章 コンジョイント分析
第11章 マルチ回帰分析
付録
付 録
付-1 ゴールシークとソルバー
付-2 最小2乗法による回帰式の係数の算出方法
付-3 直交表
付-4 本書で利用する「多変量解析ソフトウェア」のダウンロード方法
付-5 Excelデータ分析の組み込み
詳細目次
第1部 多変量解析を学ぶための基本的統計解析法
第1章 基本統計量
1.1 基本統計量とは
1.2 Excelデータ分析で基本統計量を出力する
1.3 基本統計量の解説
◆標本サイズ(サンプルサイズ)
◆合 計
◆平 均
◆中央値
◆最 大
◆最 小
◆範 囲
◆分 散
◆標準偏差
◆標準誤差
◆尖 度
◆歪 度
◆最頻値
1.4 出力オプション[平均の信頼区間の出力]
◆母平均の推定
第2章 相関分析
2.1 相関の種類
◆集団の特色や傾向を明らかにする「平均」と「比率」
◆項目間の関係を明らかにする3つの相関係数
2.2 単相関係数
◆単相関係数の求め方
◆単相関係数はいくつ以上あれば良いか
◆Excelのデータ分析で相関係数を求める
2.3 相関比
◆相関比の求め方
◆級内変動
◆級間変動
◆相関比はいくつ以上あれば良いか
2.4 クラメール連関係数
◆クラメール連関係数の求め方
◆クラメール連関係数はいくつ以上あれば良いか
2.5 相関分析のまとめ
第3章 直線回帰分析
3.1 関数関係
3.2 相関関係
3.3 回帰分析とはなにか
3.4 直線回帰式算出の考え方
3.5 直線回帰式算出の計算手順
3.6 決定係数
3.7 理論値の区間推定
3.8 Excelのデータ分析で回帰分析を行う
第4章 曲線回帰分析
4.1 曲線回帰とはなにか
4.2 関数式の形状
◆直 線
◆分 数
◆ルート
◆自然対数
◆べき乗
◆指 数
4.3 曲線回帰の求め方
◆一次式への変換
◆Y=AX+BにおけるA, Bの算出
◆係数の変換
◆a, b算出のための計算手順
4.4 ルート関数を当てはめる
4.5 指数関数を当てはめる
第5章 CS分析
5.1 CS分析とはなにか
5.2 CS分析の計算方法
5.3 改善度の求め方
5.4 Excelアドインソフトを使ってCS分析を行う
◆ソフトウェアの実行
第2部 多変量解析法
第6章 多変量解析の概要
6.1 多変量解析とはなにか
◆広告費や営業担当者数の売上貢献度
◆G営業所の売上予測
◆評価項目の重要度
◆受験者の合否判定、採用後のキャラクター決定
6.2 多変量解析の種類
◆目的変数がある場合の多変量解析
◆目的変数がない場合の多変量解析
第7章 重回帰分析
7.1 重回帰分析で明らかにできること
7.2 重回帰分析で適用できるデータ
◆ダミー変数
◆説明変数と個体の数
7.3 重回帰式の係数はどのように求めるか
◆回帰係数の算出方法
◆公式はどのように作られたか
7.4 説明変数の目的変数に対する貢献度
7.5 説明変数の目的変数に対する重要度ランキング
◆標準回帰変数
7.6 予測及び分析精度
◆予 測
◆重回帰式の精度
◆個体数が少ない場合の精度ー自由度修正済の決定係数
◆決定係数はいくつ以上あれば良いか
◆決定係数を検定する
7.7 説明変数の選択
◆説明変数選択の方法
◆係数符号の逆転現象「マルチコ」
7.8 重回帰分析を使用してはいけない場合
7.9 Excelのデータ分析で重回帰分析を行う
第8章 時系列重回帰分析
8.1 時系列重回帰分析とはなにか
8.2 時系列重回帰分析の手順
◆傾向線T の算出
◆予 測
◆回帰分析によるトレンドTの設定
8.3 時系列重回帰分析におけるマルチコ
8.4 Excelデータ分析で時系列重回帰分析を行う
第9章 主成分分析
9.1 主成分分析で明らかにできること
9.2 主成分分析でできる適用データ
◆カテゴリーデータの適用は
◆主成分分析が適用できない数量データもある
◆変数の個数とマルチコについて
9.3 主成分分析の係数はどうのように求められるか
◆関係式1(式6.2)の係数
◆関係式2(式6.3)の係数
9.4 主成分分析における用語
9.5 相関行列、主成分分析分列
◆具体例での固有ベクトルの算出
◆様々なデータ種別、データ単位に適用できる相関行列主成分分析
9.6 分散共分散行列主成分分析
◆具体例で固有ベクトルの算出
◆分散共分散主成分分析における係数の意味
9.7 主成分得点
◆分散共分散行列主成分分析の主成分得点
◆相関行列主成分分析の主成分得点
9.8 関係式(主成分)の数
◆寄与率と累積寄与率
◆関係式(主成分)の数
9.9 Excelアドインソフトを使って、主成分分析を行う
◆ソフトウェアの実行
第10章 コンジョイント分析
10.1 コンジョイント分析とはなにか
10.2 コンジョイントカード
10.3 直交表とはなにか
◆直交表の特色
◆直交表の名称
◆成 分
10.4 直交表の使い方
◆どの直交表を使うか
◆コンジョイントカードの作成方法
10.5 水準数に「2」と「3」が混在している場合の処理
◆直交表の種類
◆混在している場合のコンジョイントカードの作成
10.6 コンジョイントカードに対する評価測定方法
◆順位評価
◆一対比較評価
◆得点評価
10.7 計算方法
◆部分効用値
◆重要度
◆全体効用値
◆分析精度
10.8 結果の見方
◆部分効用値
◆重要度
◆分析精度
10.9 個人別分析
10.10 コンジョイント分析が処理できない場合
10.11 コンジョイント分析を行う
第11章 マルチ回帰分析
11.1 マルチ回帰とはなにか
11.2 マルチ回帰の解説で適用する例題
◆データ
11.3 マルチ回帰の関係式(予測モデル式)
11.4 マルチ回帰の結果から把握できること
◆関係式の係数の解釈
◆説明変数の重要度
◆予測モデル式の精度を調べる
11.5 関係式(予測モデル式)の係数の算出方法
11.6 マルチ回帰分析の応用
◆目的変数と説明変数の関係が曲線的傾向にある場合
◆曲線的傾向を考慮した関係式の作成方法
11.7 市販ソフトウェアを使って、マルチ回帰を行う
◆ソフトウェアについて
◆ソフトの使い方
付 録
付-1 ゴールシークとソルバー
◆ゴールシーク
◆ソルバー
付-2 最小2乗法による回帰式の係数の算出方法
付-3 直交表
付-4 本書で利用する「多変量解析ソフトウェア」のダウンロード方法
◆多変量解析ソフトウェアの内容
◆多変量解析ソフトウェアの入手方法
◆多変量解析ソフトウェアの実行上の注意
付-5 Excelデータ分析の組み込み
◆Excelデータ分析の組み込み(Excel 2010、2013共通)
◆データ分析がインストールされていない場合
索 引
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