内容紹介
光の知識を取り入れて照明に役立てよう!
私たちはさまざまなあかりに照らされながら暮らしています。自然光をはじめ、電気を使った照明の白熱灯、LED…など光源の種類もさまざまです。これらを扱うには「光」や「色」について仕組みを十分に理解することが大切です。本書は、照明を自然科学側面に触れて解説しています。なぜあかりは光るのか、明るさを示す単位はどんなものがあるのかなど、基本的な知識からそれぞれの光源の特性、さらにはあかりによる心理効果までが学ぶことができます。あかりの基本知識を得ることで、照明の有効な使い方、演出効果をねらった照明技術に役立てられます。
このような方におすすめ
建築・インテリア関係、写真・映像など光学の知識が必要な人
光のしくみ、明るさの単位について知りたい人
目次
主要目次
はじめに
第1章 光のしくみ
第2章 明るさの単位と種類
第3章 明るさを感じる目
第4章 あかりと色の見え方
第5章 いろいろなあかり
第6章 ライティングと陰影
第7章 ライティングによるいろいろな心理
第8章 自然光をライティング
詳細目次
はじめに
第1章 光のしくみ
1.1 白と虹から学ぶ光の基本 ?白とはなんだろう??
1.2 リンゴが赤く見えるわけ
1.3 虹以外の色はどうやって作る? ?シアン、マゼンタの作り方?
1.4 照明などの光はどうやって作られる?
第2章 明るさの単位と種類
2.1 ワットと照明の明るさの関係は?
2.2 ルーメン ?人間が感じる光の量?
2.3 ルクス ?照らされた明るさ?
2.4 カンデラ ?光源からある方向への光?
2.5 輝度 ?光源や物の明るさ?
第3章 明るさを感じる目
3.1 目のしくみ
3.2 明るさと視力の関係
3.3 まぶしさの感じ方とグレア
第4章 あかりと色の見え方
4.1 色を感じるしくみ ?光の三原色?
4.2 XYZ 表色系
4.3 色温度とホワイトバランス
4.4 マンセル表色系
4.5 演色性と見え方 ?食品を一番おいしく見せるには?
第5章 いろいろなあかり
5.1 炎
5.2 太陽、星、月のあかり
5.3 白熱電球
5.4 ハロゲン電球
5.5 ネオン管
5.6 蛍光灯
5.7 LED
5.8 ストロボ
5.9 HID ランプ
5.10 有機EL 照明
第6章 ライティングと陰影
6.1 照明方法が重要なわけ
6.2 影と陰のしくみ
6.3 あかりと被写体
第7章 ライティングによるいろいろな心理
7.1 暖色系と寒色系
7.2 人間の生活サイクルと照明
7.3 薄暗い部屋はあたたかいあかりが好まれ、明るい部屋は白い光が好まれる?
7.4 色と心理
7.5 室内の照明のあて方と心理
7.6 部屋の明るさ感と心理
7.7 ライティングの応用例
第8章 自然光をライティング
8.1 採光の基本
8.2 窓の位置
8.3 日本建築の採光、導光
8.4 いろいろな採光
参考文献
索引
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