内容紹介
繰りかえしなぞって描いて身につく、上手くなる!
工業デザインや建築デザインなど立体的なモノのイメージを描くときには、立体を客観的にとらえることが大事である。デザインスケッチとして説得力のある立体感が出せない、立体的に見せる表現に苦労している読者のために、本書は、図学をもとに立体をとらえる方法のヒントと描き方のコツをかんたんに解説している。
このような方におすすめ
工業デザイナー、建築、土木、造園関係のデザイン初学者
美術系の大学生、専門学生
関連する学部を目指している受験生の参考書
目次
主要目次
Ⅰ部 立体のとらえ方
Ⅱ部 かんたん図法で立体を描く
Ⅲ部 立体スケッチの実践練習
詳細目次
Ⅰ 立体のとらえ方
Ⅰ.1 立体とは
1 1次元と2次元~厚みのない世界
2 3次元~立体の世界
column 幾何学と図学
Ⅰ.2 立体をとらえる2つの方法
1 地図と写真
2 わかるための絵
3 目で見たような絵
column 発明された透視図法
Ⅰ.3 基本的な「かたち」
1 基本になる形や立体
2 見えるものを基本的な形や立体でとらえる
column 画家の目
練習課題 1 基本的な形や立体を見つける
Ⅰ.4 大きさのものさし
1 空間のスケール
2 プロポーション(比率)
column 地面 (机面)と重力を表す
練習課題 2 どこかおかしな絵
Ⅱ かんたん図法で立体を描く
Ⅱ.1 図法を用いた立体把握
1 図面の種類
Ⅱ.2 形をずらしてとらえる
1 斜投象のしくみ
2 垂直方向の形をずらす(カバリエ投象)
練習課題 3 おもちゃのロボットをカバリエ投象で描く
3 水平方向の形をずらす(ミリタリ投象)
練習課題 4 クラシックギターをミリタリ投象で描く
Ⅱ.3 平面をゆがめてとらえる
1 平面をゆがめる軸測図
2 等測図
練習課題 5 カーリングのストーンをアイソメ図で描く
column わかるための絵と絵巻
Ⅱ.4 消失点を使ってとらえる
1 わかるための絵とパースの違い
2 消失点と水平線
3 視点の位置・高さ・距離
4 パースグリッドの作り方
練習課題 6 パースグリッドを用いて和室を描く
column 名画に見る透視図法
Ⅲ 立体スケッチの実践練習
Ⅲ.1 身近なものを描く
1 テープディスペンサー
2 ステープラー
3 ワインボトルホルダー
4 ティーポット
5 グラタン皿
6 キャビネット
7 カンチレバーチェア
8 クラシックトースター
9 積み木の汽車
10 テディ・ベア
11 掃除機
12 自動車1
13 自動車2
14 手漕ぎボート
Ⅲ.2 室内や建物を描く
15 リビングルーム
16 ダイニングルーム
17 マンション見取り図
18 戸建て住宅1
19 戸建て住宅2
20 和風建築
21 モダン建築1
22 モダン建築2
23 ビルディング1
24 ビルディング2
Ⅲ.3 街並みや庭を描く
25 集合住宅の街並み
26 ショッピングストリート
27 カフェ
28 街並み
29 住宅の庭
30 日本庭園
31 洋風庭園
32 都市のパノラマ
索引
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