内容紹介
人気急上昇のプログラミング言語「Ruby」の本格的入門書
Rubyは、Perlと同等以上の機能を持ち、さらに「直観的に楽しくプログラミングできる」という特長を持っている。フリーソフトウェアとして公開されており、Linux(UNIX)やWindowsで動作する。ここ1~2年でユーザが急増しており、今一番ホットなプログラミング言語だ。
本書は、カバーする分野を主にRubyの基礎とテキスト処理に絞って、分かりやすく丁寧に解説する。Ruby界の第一人者を著者に、Rubyの作者自身を監修者に迎えた、入門書として決定版といえる一冊。
このような方におすすめ
Rubyを使ってUNIXやWindowsで手軽に本格的プログラミングを楽しみたい人。ネットワークプログラミング、テキスト処理、オブジェクト指向の習得に興味のある人。入門者から中級者までにおすすめ。
目次
主要目次
第1章 はじめてのRuby
第2章 Rubyの基礎
第3章 オブジェクトとメソッド
第4章 正規表現
第5章 クラスとモジュール
第6章 マルチスレッド
第7章 ネットワーク
第8章 Rubyスクリプト実例集
付録A Rubyの入手とセットアップ
付録B 参考資料
詳細目次
第1章 はじめてのRuby
1.1 Rubyの歴史
1.2 Rubyの特長と用途
1.3 プログラムとスクリプト
1.4 最初の一歩
1.5 スクリプトとは
1.6 オブジェクトとは
1.7 プログラムの構造
1.8 テキストフィルタ
1.9 電話番号検索コマンド
1.10 新たな課題
1.11 さまざまなクラス
1.12 メソッドや関数を作る
1.13 ブロック付きメソッド
1.14 ローマ字-ひらがな変換
1.15 電話番号検索への応用
1.16 クラスとインスタンス
1.17 さまざまな変数
1.18 電話番号検索への応用(その2)
1.19 継承とインクルード
1.20 これからの勉強の仕方
第2章 Rubyの基礎
2.1 文法、スクリプトの構成要素
2.2 組み込みクラスとモジュール
2.3 数値
2.4 文字列:String
2.5 配列:Array
2.6 ハッシュ:Hash
2.7 ファイルの入出力
2.8 ファイル:File
2.9 ディレクトリ:Dir
2.10 プロセス間通信
2.11 構造体:Struct
2.12 範囲:Range
2.13 時刻:Time
2.14 要素ごとの操作を提供:Enumerableモジュール
2.15 比較機能を提供:Comparableモジュール
2.16 組み込み変数/定数
2.17 主な組み込み関数
2.18 例外処理
2.19 大域脱出:catch-throw
第3章 オブジェクトとメソッド
3.1 変数
3.2 オブジェクト
3.3 メソッド
3.4 手続きオブジェクト
第4章 正規表現
4.1 正規表現リテラル
4.2 正規表現クラス:Regexp
4.3 オプション
4.4 メタ文字
4.5 マッチに関連する情報:MatchData
4.6 マッチングのルール
4.7 便利な正規表現
4.8 バックトラック
第5章 クラスとモジュール
5.1 クラスと継承
5.2 スーパークラスのメソッドを呼び出す:super
5.3 多段の継承
5.4 モジュールとインクルード
5.5 クラスとモジュールの織りなす系列
5.6 メソッドと継承
5.7 特異メソッド
5.8 クラスメソッドとモジュールメソッド
5.9 定数
5.10 クラス変数
5.11 メソッドへのアクセスを制限する:メソッドの可視性
5.12 メソッド名の操作
5.13 ClassとModule
第6章 マルチスレッド
6.1 スレッドの生成
6.2 Threadクラス
6.3 スレッドどうしで同期を取る:スレッド間通信
6.4 競合問題と排他処理
6.5 スレッドを利用した外部イテレータ
6.6 マルチスレッドの活用
第7章 ネットワーク
7.1 ネットワーク上のアプリケーション
7.2 ネットワーククライアント
7.3 ネットワークサーバ
第8章 Rubyスクリプト実例集
8.1 CGIプログラム
8.2 文字列置換プログラム
8.3 順列組み合わせライブラリ
8.4 バックトラック法
8.5 ファイル転送プログラム
8.6 正規表現の実験スクリプト:Regex
付録A Rubyの入手とセットアップ
A.1 動作条件
A.2 Rubyを入手する
A.3 Rubyをセットアップする
A.4 拡張ライブラリやアプリケーションの入手
付録B 参考資料
B.1 オンラインリソース
B.2 書籍/雑誌記事
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