内容紹介
IIS4のWebページ発信を極める!
IIS4は、Windows NT 4.0向けのWebサーバーソフトでASPにより、HTMLでは実現できない処理をCGIに代わるASPでプログラミングすることが可能。ASPは、IIS上で実行されるため、クライアントに負担をかけないことはもちろん、ホームページを記述するために開発された言語であるため、非常に利用範囲が広い。本書は、このIIS4でASPのプログラミングを行う際の手引書。ASPスクリプトの基本構文や、IISのオブジェクトの利用方法を、単純な例題を使用して解説。IISの普及に伴い、ニーズの高まるテーマだ。
目次
主要目次
第1部 HTMLからASPへのステップアップガイド
第2部 基礎のASP
第3部 ASPのための必須HTML+Script
第4部 ASPによる基本処理
第5部 ASPによるデータベース処理とトランザクション処理
第6部 付録
詳細目次
序章 本書の使い方
序.1 各章の概要
序.2 例題について
序.3 利用環境
序.4 そのほか
第1部 HTMLからASPへのステップアップガイド
第1章 ASPとは何か?
1.1 WebサーバーとWebクライアン
1.2 コンテンツの表現技術についての登場理由とその限界
■ HTMLの変化(スタティックからダイナミックへ)
■ Plug-inの登場
■ JavaアプレットとActiveXコントロール
■ Java ScriptとVBScript
■ Dynamic HTM
■ Webクライアントのソフトウェア概要
1.3 HTMLの限界とASPへの転換
■ HTMLの限界
■ IDCによるデータベース連係
■ ASPの登場
1.4 ASPの持っている機能の概略
■ ASPの種類
■ WebサーバーとWebブラウザによる処理の実現
第2章 HTMLとASPの使い分け
2.1 HTMLソースとASPコード
2.2 HTMLとASP
第3章 CGIからのASPへの乗り換えガイド
3.1 CGIとは
■ CGIの動作
3.2 CGI作成言語
3.3 ASPとCGI
■ ソースの一体化
■ デバッグの効率化
■ サーバー資源の消費
■ セッション管理
■ コンポーネントの充実
■ 独自処理の構築
第2部 基礎のASP
第4章 ASPの基本構成
4.1 組み込みオブジェクト
■ Application
■ ObjectContext
■ Request
■ Response
■ Server
■ Session
4.2コンポーネント
■ Ad Rotator
■ Browser Capabilities
■ Database Access
■ Content Linking
■ File Access
■ Collaboration Data Objects for NTS
■ Tools
■ Status
■ MyInfo
■ Counters
■ Content Rotator
■ Page Counter
■ Permission Checker
4.3 擬似命令
■ サーバーサイドインクルード
■ ディレクティブ
第5章 ASPコードの記述例
5.1 VBScriptによるASP記述例
5.2 JscriptによるASP記述例
■ RUNATオプション
5.3 やや複雑なWebページの基本型
■ コンポーネントを使用したASPコードの記述
第6章 VBScriptの概略
6.1 VBScriptとは
6.2 ステートメント
6.3 処理制御ステートメント(フロー制御ステートメント)
■ Do...Loopステートメント
■ For...Nextステートメント
■ For Each...Nextステートメント
■ If...Then...Elseステートメント
■ Select Caseステートメント
■ On Errorステートメント(On Error Resume Nextステートメント)
6.4 コレクションとオブジェクト
6.5 関 数
■ 算術演算関数
■ 文字列処理関数
■ 日付処理関数
■ 内部処理形式に関する関数
■ スクリプト関連の関数
■ そのほかの関数
6.6 演算子
6.7 変数と内部処理形式
■ 変数と内部処理型
■ 変数のスコープと有効期間
第3部 ASPのための必須HTML+Script
第7章 VBScriptによるオブジェクトの使用方法
7.1 概 要
■ オブジェクトの記述
■ プロパティ
■ メソッド
■ イベントとイベントプロシージャ
7.2 オブジェクトとイベントプロシージャの使用
■ イベントによるWebページ拡張
■ イベントを使用したWebページのコード
第8章 FORMタグによるユーザーインターフェイスの作り方
8.1 FORMタグとは
■ INPUTタグとSELECTタグによるコントロール
■ FORMタグの役割
8.2 FORMタグによる入力フォーム
■ FORMタグによる入力フォームの作成
■ VBScriptによるコントロールの利用
8.3 入力した値の送信
第9章 シンプルなWebページの作成
9.1 ASPの記述方式
■ 区切り記号 <% %>
■ 2つの記述方法
9.2 変数宣言とプロシージャ
■ 変数宣言
■ プロシージャ
9.3 基本的なASPによるWebページの作成
■ コードの内容
■ コードの詳細
第4部 ASPによる高度なWeb処理
第10章 ASPユーザーインターフェイスの作り方
10.1 概 要
10.2 ユーザーインターフェイス① FORMタグからの値の受け渡し
■ FORMタグによる値の送信
■ フォームによる値の受け渡しの動作
■ フォームから値を受信するASPコード(ASP083.aspの作成)
10.3 ユーザーインターフェイス② FORMタグを使用しない受け渡し
■ A(アンカー)タグによる値送信の方法
■ Aタグによる値送信の動作
■ URLを文字列演算する
■ Aタグによる値送信を行うASPコード「Asp101.asp)の作成
第11章 Webページのつながり
11.1 概 要
■ アプリケーション処理の実現
■ 複数のWebページによるアプリケーション処理の実現
11.2 Sessionオブジェクトの利用
■ SessionオブジェクトによるWebページ間の変数の動作
■ SessionオブジェクトによるWebページ間の変数に使用するコード
第12章 Webクライアント環境の取得
12.1 概 要
■ RequestオブジェクトによるWebクライアント環境の取得
■ Browser CapabilitiesコンポーネントによるWebクライアント環境の取得
12.2 Webクライアントの環境の取得
■ Webクライアントの環境の取得の動作
■ Microsoft Internet Explorer 4での「言語の優先順位
■ Netscape Communicator 4での「言語の優先順位」
■ Webクライアントの環境の取得に使用するコード
12.3 Webブラウザの判定
■ Webブラウザの判定の動作
■ Webブラウザの判定に使用するコード
第13章 ASPによるセキュリティ
13.1 概 要
13.2 Permission Checkerコンポーネントのインストール
■ Permission Checkerコンポーネントの入手
■ Permission Checkerコンポーネントのインストール
13.3 セキュリティ機能を持つWebページの作成
■ 各Webページの概要とセキュリティ設定の確認
■ セキュリティ機能を持つWebページの動作
■ セキュリティ機能を持つWebページに使用するコード
第14章トランザクション処理の実現
14.1 概 要
■ トランザクションとは
■ Internet Information Server 4.0とTransaction Server 2.0
14.2 トランザクショナルWebページの作成
■ MS DTCを起動する
■ Windows NTのMS DTCの開始方法
■ Windows 95のMS DTCの開始方法
■ トランザクショナルWebページの動作
■ トランザクショナルWebページに使用するコード
14.3 ActiveXコードコンポーネントによるトランザクションとWebページ
■ ActiveXコードコンポーネントの作成
■ ActiveXコードコンポーネントのTransaction Serverへのインストール
■ ActiveXコードコンポーネントによるトランザクションとWebページの動作
■ ActiveXコードコンポーネントによるトランザクションとWebページに使用するコード
第5部 ASPによるデータベース処理とトランザクション処理
第15章 ADOによるデータベース処理
15.1 オブジェクト構造とメソッド、プロパティ
■ ADOのオブジェクト構造
■ Connectionオブジェクト
■ Recordsetオブジェクト
■ Commandオブジェクト
■ Fieldオブジェクト
■ Parameterオブジェクト
■ Errorオブジェクト
■ Propertyオブジェクト
15.2 ADOによるデータベース処理の基本
■ Recordsetオブジェクト
■ カレントレコード
■ Recordsetオブジェクトのタイプ
■ カレントレコードを移動するメソッド
■ Bookmark機能の基本
■ クローンとBookmark機能
■ ADOのトランザクション機能の基本
■ バッチ更新とリアルタイム更新
15.3 ODBCの概要と設定方法
■ ODBCとは
■ ODBCとADOのつながり
■ ODBCの設定方法
15.4 ADOによるデータベース処理の実践
■ データベースの参照処理
■ データベースの基本処理
第16章 トランザクショナルデータベースの実践
16.1 トランザクションデータベース処理の概要
■ トランザクションデータベース処理の役割分担
■ トランザクションデータベース処理の動作(通常)
■ トランザクションデータベース処理の動作(アボート)
16.2 トランザクションデータベース処理の内容
■ トランザクションデータベース処理に使用するWebページのコード
■ トランザクションデータベース処理に使用するActiveXコードコンポーネントのコード
付 録
付録A Transaction ServerへのActiveXコンポーネントの登録
A.1 Windows NT Serverでの登録
A.2 Windows 95での登録
付録B SQLの基本知識
B.1 SQLの歴史
B.2 SQLステートメントの種類と概要
■ SQLステートメントの種類
■ 個別のSQLステートメント
■ 句の種類
■ SQLステートメントに使用するデータ型
■ SQLステートメントに使用する演算子
■ SQLステートメントに使用する関数
■ CREATE TABLEステートメントの概要①
■ CREATE TABLEステートメントの概要②(インデックスを設定)
■ CREATE TABLEステートメントの概要③(リレーションを設定)
■ CREATE INDEXステートメントの概要
■ ALTER TABLEステートメントの概要
■ ALTER TABLEステートメント①(フィールドの追加)
■ ALTER TABLEステートメント②(インデックスの追加)
■ ALTER TABLEステートメント③(フィールドの削除)
■ ALTER TABLEステートメント④(インデックスの削除)
■ DROPステートメント(テーブルの削除)
■ DROPステートメント(インデックスの削除)
■ 1つのテーブルを使用するSELECTステートメント
■ INSERT INTOステートメント(単一レコード追加形式)
■ INSERT INTOステートメント(複数レコード追加形式)
■ SELECT...INTOステートメント
■ UPDATEステートメント
■ DELETEステートメント
■ 単純なSELECTステートメントによるテーブルの結合
■ INNER JOIN 操作による2つのテーブルの結合
■ LEFT JOINN操作・RIGHT JOINN操作による2つのテーブルの結合
付録C Microsoft Script Debuggerの使用方法
C.1 Script Debuggerを有効にする
C.2 Script Debuggerによるデバッグ
■ ソースコードの表示
■ サーバーサイドのスクリプトでのエラー
■ クライアントサイドのスクリプトでのエラー
■ 変数の値を参照する
■ STOPステートメントの利用
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