内容紹介
日本図書館協会選定図書
日本建築の代表的な屋根の形である入母屋と寄せ棟の伝統技術を整理・収録したもので、小屋架構をはじめ、軒回りの納めかた、部材の墨付けと工法、入母屋破風の設計法まで、工法の実際と要点を明快に図説した。大工技術者の格好の技術参考書として、また建築に携わる方々が、日本古来の伝統技術を継承し、発展させるための貴重な資料として絶好の書である。
目次
主要目次
寄せ棟と入母屋
(寄せ棟と入母屋の発生 寄せ棟と入母屋の特徴)
小屋組み
(小屋組みについて 方形の小屋組み 寄せ棟の小屋組み 他)
屋根伏せ・屋根下地
(屋根伏せについて 屋根下地)
軒回り
(軒回りの部材構成 軒の出について 軒の反り 他)
破風
(破風 破風の曲線 破風板の大きさ 破風板の視覚補正 他)
木割・規矩術
(木割 規矩術の基本)
部材の墨付け
(軒桁の墨付けと工作 隅木の墨(棒隅・馬乗り隅・振隅) 他)
破風の設計実例
(起り破風切り妻玄関 起り破風入母屋造り 他)
寄せ棟・入母屋の設計図例
(寄せ棟造り住宅設計図 起り破風入母屋住宅設計図 他)
日本がわらの知識
(日本がわらについて かわらの種類 鬼がわらについて 他)