内容紹介
電子機器の電源回路設計技術者、実装技術関連技術者に必携の一冊
IT産業の興隆とともに、あらたなノイズ対策技術が求められている。
本書では、高度に発達した情報環境の中で、ノイズを電磁環境における環境問題EMCとしてとらえ、ノイズとは何かから始まって、その発生源と対策、ディジタル電子回路や電子機器・システムの実装におけるノイズ低減技術などについて、わかりやすい図面とともにやさしく解説した。
このような方におすすめ
・電子回路設計技術者、電子機器設計技術者、ディジタルシステム設計技術者
・大学、研究所、企業の電子回路を使用する研究者、技術者
目次
主要目次
1章 回路技術の進歩と新しいノイズ問題
2章 ノイズ問題の基礎とEMC
3章 ノイズの物理モデル
4章 ノイズ低減における基本技術
5章 ディジタル回路のノイズ低減技術
6章 ディジタル電子機器・システムのノイズ低減技術
7章 EMCに関する規制と評価
8章 ノイズ環境の動向とEMCの今後
詳細目次
1章 回路技術と新しいノイズ問題
1.1 電子機器のディジタル化
1.2 ディジタル回路の進歩(高集積化、高速化、モバイル化)
1.3 電磁環境の高密度化
1.4 ユビキタスノイズ社会
1.5 ディジタルノイズイミュニティ
1.6 新しいノイズ問題
2章 ノイズ問題の基礎とEMC
2.1 ノイズと信号
2.2 EMCとノイズ
2.3 EMCの歴史
2.4 ノイズとディジタル回路の誤動作
2.5 アナログ回路とディジタル回路
2.6 ノイズ発生源とノイズ環境
3章 ノイズの物理モデル
3.1 ノイズの発生と伝達
3.2 ノイズの記述
3.3 インパルスノイズとその発生源
3.4 ノイズの確率密度関数
3.5 ノイズの結合
4章 ノイズ低減における基本技術
4.1 機器におけるノイズと伝わる経路
4.2 シールド
4.3 グランド
4.4 フィルタ
4.5 ケーブリング
5章 ディジタル回路のノイズ低減技術
5.1 ICにおけるノイズ低減技術
5.2 PCボード実装設計におけるノイズ低減技術
5.3 回路設計におけるノイズ低減技術
5.4 ソフトウェアによるノイズ低減技術
6章 ディジタル電子機器・システムのノイズ低減技術
6.1 電子機器の形態
6.2 単体のディジタル電子機器からの放射ノイズの抑制
6.3 単体電子機器のイミュニティ強化
6.4 システムレベルでのEMC設計技術
6.5 設置環境とノイズ対策
7章 EMCに関する規制と評価
7.1 規制の狙い
7.2 規制と規格
7.3 EMCの計測と評価
7.4 診断、対策のための計測
7.5 EMC計測の問題点
8章 ノイズ環境の動向とEMCの今後
8.1 電磁環境の動向
8.2 システムリスクの増大
8.3 新しいノイズ源
8.4 デバイスの微細化・小電力化とノイズ
8.5 ノイズ影響低減技術
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