内容紹介
ダイヤモンド工具の作製に必要な事項を理論から応用まで網羅
本書は、金属を結合材に用いたダイヤモンド工具の作製に必要な事項を、理論から応用まで網羅した手引書である。接着概論から始まり、接着機構、接着強度の評価方法といった接着の基礎知識について解説する一方で、具体的にダイヤモンド‐金属間における反応機構と接着強度値について多くの実験データを引用して示されている。また、ダイヤモンドを固定するために用いられる金属の選択基準が示されているので、データブックとしても利用のほか、発想転換の手掛かりとしても役立つ。
このような方におすすめ
ダイヤモンド工具の製作および使用分野、気相ダイヤモンド膜の応用分野、炭素-金属複合材料の製作利用分野、新素材の開発分野などに携わっている実務担当者や研究者
目次
主要目次
第1章 異種材料を結合する物理・化学的なプロセスならびに接着強度との関連
第2章 異種固体間の相間接着強度
第3章 ダイヤモンドー金属系の接着強度
第4章 ダイヤモンドのろう付
詳細目次
第1章 異種材料を結合する物理・化学的なプロセスならびに接着強度との関連
1-1 接着概論
1-2 ダイヤモンド-金属系における反応と濡れ性
1-3 接着による被覆形成時におけるダイヤモンドと金属との相互作用
第2章 異種固体間の相間接着強度
2-1 接着強度の測定方法
2-2 ダイヤモンドと金属との接着強度の測定
第3章 ダイヤモンド-金属系の接着強度
3-1 密着状態におけるダイヤモンドと金属との結合強度
3-2 金属被覆のダイヤモンドへの結合強度
3-3 ダイヤモンドと金属との間に強力な接着を形成する際の法則性
第4章 ダイヤモンドのろう付
4-1 ダイヤモンド応用製品の概要
4-2 ろう材とフラックス
4-3 加熱の方法と設備
4-4 工業的な規模でダイヤモンドへのろう付、金属被覆を実施するための生産体制
4-5 ダイヤモンド材料へのろう付技術
引用文献
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